疲労を感じるのは肉体ではなく脳である


今日の常識が明日の非常識になる

 

乳酸ってご存知ですか

 

乳酸菌は聞いたことがあるかと思いますが、
それとはちと違います。

 


疲労の原因

 

今までは運動をすることにより、
発生する乳酸の蓄積が疲労の原因
と考えられていました。

 

このことから乳酸を除去すれば疲労は回復するように言われてきました。

 

ですが、
最近の見解は違うようです

 

その乳酸って何?

 

乳酸が発生する機序

 

人が生命活動するためにエネルギーが必要です。

 

代謝』と言います。

 

糖質代謝:糖質をエネルギーに換えること

解糖系かいとうけい(嫌気性)といいます。

 

これはヒトが生命活動をする上で最重要ポイントです。

 

解糖とはつまり「」が「分解」されることです

 

エネルギーを作る過程で、

その分解される過程で糖(グルコース)から
2つ
ピルビン酸という物質が生成されます。

 

すでにエネルギー(ATP)は産生されています。

 

 

このピルビン酸から乳酸に代謝されるのですが

酵素(乳酸脱水素酵素)により乳酸に変換されます。

 

 

そしてこの乳酸は再利用されます。

血液を流れて肝臓に辿り着きます。

 

肝臓でピルビン酸に変換されるのですが

少し複雑な過程をへて再度、

乳酸がブドウ糖(グルコース)に戻ります

 


糖新生

 

と言います。

 

乳酸は運動中、後関わらず常に”消費”されています

消費されている以上、疲労の原因ではないという考えです。

 

乳酸=疲労物質」と言われるようになったのは

疲労すると血中に乳酸が増える」という
100年ほど前の実験の結果だけのようです。

 

わかっているのは
疲労した身体の血液中には乳酸が増えている
という事実だけでした。

 

しかしながら、それは「乳酸が肉体を疲労させる」というような形に変わり、
乳酸=疲労物質」と言われ続けてきたのです。

 


実際の疲労の原因

 

FF(ファティーグ・ファクター)と呼ばれるタンパク質が考えられているようです。

これは肉体的疲労はもちろん、精神的疲労にも大きく関わっています。

 

発生する例

細胞が傷つく、つまり筋肉に強い衝撃が与えられる(肉体的疲労)
断続的なストレスを感じる(精神的疲労)

 

このFFによって脳に「疲れた」と信号が送られ、
細胞の機能が低下してします。

 

またFFは蓄積すると細胞死が促進されて、
生活習慣病を引き起こす原因にもなると言われています。

 

まだまだ、このような研究は数多くあります。

 

これから先、身体にいいものが実は悪かったり、
身体に悪いとされているものが良いものだったりすることもあるかもしれません。