[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”ドクター”]「加齢ですから仕方ないですね。」[/speech_bubble]
なんて医療関係者に言われた経験はありますか?
最近の決め台詞みたいになってきてますよね。
加齢=老化
ってことですよね
「年取ってきたから痛いの辛いのは仕方ないね」って
ご自分の身内に言えますかね?
冷たすぎやしませんか?
そんな憤りがある今日この頃です。
◎老化の原因
ミトコンドリアの機能の衰え
体の老化の原因の一つは、ミトコンドリアの機能が衰えるということ。機能が衰えると、ATP(アデノシン三リン酸)や代謝水が十分につくり出されなくなり、エネルギー不足のため、新しい細胞を生成したり、傷ついた細胞を修復したりすることができなくなります。もちろん、肌を潤す状態へ導くこともできません。ミトコンドリアと老化には深い関係があります。
ATPの減少による影響
20代の頃と比べて「疲れやすくなった」「気力がなくなった」「太りやすくなった」と感じてはいませんか?このような体調の変化は、代謝の低下が原因と考えられます。一般的に、加齢により代謝が低下するといわれますが、最近では「加齢」が原因というよりも、「ミトコンドリアの減少によるエネルギー産生の低下」が関係していると考えられています。
▶︎活性酸素の産生
私たちの体に必要な「生体エネルギー」を生み出しているミトコンドリアは、放っておくと40代前半から減少し、機能も衰えます。ミトコンドリアの数が少なくなったり衰えたりすると、エネルギーがうまく作れず不足してしまいます。また、エネルギーに変換されずに余ってしまった酸素は活性酸素になってしまい、余分な栄養素(脂肪やブドウ糖)は中性脂肪として蓄えられてしまうのです。
▶︎体温低下
ミトコンドリアの機能が落ちるとエネルギーをうまく作れなくなるので(エネルギー=熱量=カロリー)体温をあげることが困難になり体温の低下を引き起こします。体温が低下することに伴い、免疫も低下し病気にかかりやすくなります。引いては「ガンの罹患率」に関わってくる問題です。
▶︎代謝水低下
ミトコンドリアが酸素と栄養(糖)でエネルギーを産生する時に代謝水と呼ばれる体内で生成される「水分」があります。これが細胞のみずみずしさ、つまりお肌のみずみずしさと関係しているわけです。
◎老化の対策
ミトコンドリアを増やす3つの方法
▶︎カロリー制限をする
知っている方は知っている有名なサルの写真です。アメリカの最先端のテクノロジーを駆使した世界的に有名な研究機関の発表です。どういった研究かと言いますと20年の間、サルを飼育していたのですが左のサルには普通に餌を与えたサル、右のサルは70%の食事制限をしたサルです。その結果、写真を見ていただくと一目瞭然です。左は肌がたるみ毛艶や毛量も寂しく背中も曲がってしまっています。反対に右のサルは精悍な顔つきで毛艶も良く背中も丸まっていない若々しいサルになっています。この結果から、昔から「腹8分目、7分目って言うからそれの方がいいんのですね」って思うくらいですよね。ですがこの研究には続きがあります。研究機関はこの2匹のサルのDNAを比べて『どこに若くなるDNAがあるのか』を研究し突き止めることができました。遺伝子レベルの話です。若い頃にONだった遺伝子が年齢と共にOFFになってしまっています。簡単に説明しますと、コラーゲンを生成する遺伝子が若い頃はONになっていたけど今ではOFFになりコラーゲンが産生されないのでシワやたるみやシミの原因になり老化していくという遺伝子の研究結果がでています。
▶︎運動によってエネルギーを消費する
ミトコンドリアは、少しキツいと感じるトレーニングによって効率的に増やす事ができます。例えば、ミトコンドリアが多く存在する場所が、背筋や太ももと言った大きな筋肉になりますが、筋肉量の多い部位に集中したトレーニングを行うと、通常の運動に比べてもミトコンドリアを大量に増やす効果が期待できます。トレーニングとしておすすめなのは、スクワットや背筋を鍛える動きになります。
▶︎身体に寒さを感じさせる
寒いと身体をあたためるためにエネルギーが必要になってきます。寒いところで運動をすると、ミトコンドリアが「がんばらないと!」と感じるというわけです。小学校の時の冬の半袖短パンマラソンもこれにあたります。確かに最初はものすごく寒いですけど、走っている間に身体がぽかぽかしてきますよね。寒中水泳も1週間も続けていれば、泳ぎ終えたあとに身体があたたかくなるそうです。この身体がぽかぽかしているのは、ミトコンドリアが活性化しているからなんですね。いくら身体にいいとはいえ、ちょっと勇気がいる方には、サウナのあとの水風呂をおすすめします。